企業活動再開後、多くのオフィスビルで「常にマスクを着用すること」という新たな規定が設けられた。個人と同僚の安全のために規定を遵守するのは当然のことだが、内心では窮屈で息苦しく辛いと感じているだろう。生命時報が伝えた。
ところがマスクを着用してから一定の期間が経った後、自分のルックスが良くなったことに気づき、驚いている人もいる。顔の半分を遮ることで表情を作る必要がなくなり、ノーメイクであっても余裕と自信が出る。
マスクでルックスが良くなったように感じるのはなぜだろうか。
マスクの着用と言えば日本だ。日本のテレビ朝日は日本人のマスク着用の習慣がどこから来ているかを調査した。調査によると、「1年中着用」は14.4%、「冬に着用」は25.7%、「病気の時に着用」は33.5%。また興味深いことに、マスクを着用する人は男性よりも女性の方が多い。
この「マスク整形術」について、東京立正大学の内藤誼人教授(心理学)は「人の脳は非常にスマートで、意義や関連性のない物事を目にしても無意識のうちに法則性を見つけ、残りのイメージを脳内補完する」と述べた。つまりマスクを着用し顔を半分しか出していない人を見ると、視覚で捉えることのできなかった顔の輪郭が脳によって勝手に補完され、しかもより理想的な方向へと美化されるということだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月7日