中国IT企業は海外の戦「疫」で何をしてきたか? (2)

人民網日本語版 2020年04月28日11:22

「アリクラウド」の新型肺炎AI診断技術プラットフォーム。世界中の病院と研究機関は申請すればこの技術を無償で利用できる。(写真提供はアリクラウド公式サイト)

中国の技術が世界の戦「疫」を支援する過程で、中国ネット企業はそれぞれの技術の蓄積を活用して、感染対策において人工知能(AI)の応用を力強く進めている。

3月28日、テンセントはグローバル戦「疫」情報プラットフォーム「Together We Can」を立ち上げ、世界のユーザーに「ワンストップ式」の防疫医療情報サービスを提供し、これには科学的知識、セルフチェック、医療アドバイスなどのコンテンツがあるほか、中国・海外の医師向けの感染症公開講座なども含まれる。このうち「新柄肺炎セルフチェックツール」はテンセントのAIスクリーニング技術を活用し、ユーザーの年齢、症状、過去14日間の行動履歴などの情報を総合的に評価して、ユーザーの初期段階の判断を助けアドバイスを送るものだ。

華為(ファーウェイ)はAIのアルゴリズムに基づき、エクアドルのために新型肺炎のAI補助スクリーニングシステムの配置を支援した。傘下の「華為雲」(ファーウェイ・クラウド)も新型肺炎スピードスクリーニングプランをオンラインでリリースし、これまで世界数十ヶ国にノウハウと技術支援を提供した。

中国の病院170数ヶ所でリリースした「阿里雲」(アリクラウド)のAI補助CT画像診断技術は、新型肺炎の診断で重要な役割を果たしてきた。感染疑い症例のCT画像の診断がわずか20秒で終わり、精度は96%以上に達して、医師の負担を効果的に軽減することができた。

アリクラウドは最近、感染対策期間中に世界中の病院へ新型肺炎AI診断技術を無償提供すると発表し、複数の国の医療機関からさらなる技術の応用を推進してほしいと期待している。こうした中国発のAI技術が今、グローバル戦「疫」に自らの力を積極的に寄与している。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年4月27日

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