2020两会

中国で第7回国勢調査実施、登録は電子化へ

人民網日本語版 2020年06月02日15:07

中国国務院は、今年第7回国勢調査を実施することを決定した。調査の基準時間は2020年11月1日0時。現在、調査の準備が各地で急ピッチで進められている。人民網が各社の報道をまとめて報じた。

今回の国勢調査は以下の3段階に分けて実施される。

1)準備段階(2019年10月—2020年10月)。この段階では主に、各級の国勢調査機関を立ち上げ、ガイドラインと業務計画を策定し、調査の試行地を設置し、必要な経費や物資を調達して、調査の宣伝を展開する。また、国勢調査指導員と調査員を選出して育成し、調査地域を区分して地図作成を行う。国勢調査の登録業務が予定通り行えるように、これら業務は10月31日までに全て終えなければならない。

2)国勢調査の登録の段階(2020年11—12月)。この段階では主に、国勢調査員が居住者の登録を行い、比較確認を実施するほか、データクオリティの抜き取り検査を展開する。これは、国勢調査において最もカギとなる段階で、作業量、動員数が最も多くなり、調査のデータクオリティを直接左右する重要な段階となる。

3)データをまとめて発表する段階(2020年12月—2022年12月)。この段階では主に、データ処理、評価、整理が展開される。また、主なデータが発表され、国勢調査資料の活用が実施される。

今回の国勢調査では電子化スタイルで登録が行われ、国勢調査員はタブレットやスマートフォンで居住者のデータを登録し、直接報告することができる。また、国勢調査の対象者がインターネットを通して、自分で必要事項を記入することもできる。そうすることで、データ収集と報告の中間の業務を省くことができるほか、調査データのクオリティも向上し、個人情報の保護も強化できる。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年6月2日

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