上海の幼稚園・保育園が今月2日に、続々と再開した。しかし、松江新浜鎮センター幼稚園の年長組には元々は38人の園児が在籍していたものの、登園を再開したのは男の子1人だけだった。その男の子は、2人の先生の付き添いの下、一人で勉強し、食事をし、昼寝をしていた。新華網が報じた。
約100平方メートルの教室で一人の先生が教え、もう一人の先生が後ろで見守るという授業は男の子をちょっと緊張させたようで、頭をかいたり、貧乏ゆすりをするなど、そのソワソワぶりも明らかに。
食事をする時も、遊ぶ時も、左右に先生二人を従えた男の子。
さらに、昼寝をする時も、先生二人が見守っている。はたから見ているとこんな状況で寝られるんだろうか?と思ってしまう。
しかし、この男の子よりもっと、「悲惨」なケースもあった。
安徽省蕪湖市のある男の子も、幼稚園に登園したところ、27人の園児のうち、登園したのは彼一人。結局、先生3人を「独り占め」する羽目になった。その男の子は、3人の先生が見守る中、一人で国旗掲揚し、勉強し、ビスケットを食べた。もちろんその瞳から限りない「孤独」が感じられたことは言うまでもない。
ネットユーザーからは、「男の子の頭の中はきっとはてなマークだらけ」や「他に先生の気を引く園児もいない。いるのはこのボクだけさ」といったメッセージが寄せられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月4日