WTT評議会チェアマンに就任した劉国梁氏に日本卓球協会が祝電

人民網日本語版 2020年07月02日11:04

国際卓球連盟(ITTF)は、新たな大会構想であるWTT(World Table Tennis)の評議会チェアマン(議長)に、中国卓球協会会長の劉国梁氏が就任することを29日に発表した。中国にとって最大のライバルである日本の卓球協会は翌30日に、祝電で、「劉氏はその職に最も適任」とのメッセージを送った。

劉氏がWTTのオファーを受け入れ、チェアマンに就任したことは中国国外でも注目を集めている。元卓球日本代表の福原愛さんや現役の石川佳純選手、張本智和選手などがSNSで続々と祝福のメッセージを綴った。

張本智和選手のツイートのスクリーンショット

日本卓球協会の藤重貞慶会長と前原正浩副会長は同協会を代表して送った祝電で、劉氏はWTT評議会のチェアマンに最も適任だとし、「当協会は、全力でWTTと劉チェアマンを支持する。当協会はWTTと新しい未来が卓球を新たな段階へと引き上げてくれることを確信し、またそれを楽しみにしている」と綴っている。

日本卓球協会の電報原文

近年、日本の卓球は確実に実力を上げており、中国と日本の卓球協会の交流や連携も一層多様化し、盛んになっている。中国で新型コロナウイルス感染拡大が深刻化していた今年初め、劉氏は日本卓球協会と連絡を取り、日本で強化合宿できないか相談したものの、日本でも感染が拡大し、結局実現しなかった。古くから中国と付き合いがあり、日本の男子卓球代表の主将を長年勤め、中国のライバルだった日本卓球協会強化本部の宮崎義仁本部長は、幾度となく劉氏を称賛し、最近、インタビューに応じた際は、「劉氏が率いる中国卓球協会は世界の卓球界を牽引している」と語っていた。

劉氏は29日の取材に対して、改めて交流と連携の重要性を語り、「困難な時ほど、世界の卓球界の人々が共に努力し、心を一つにして団結し、共に世界の舞台を形作らなければならない。WTTを通して、この競技種目のプロ化、産業化、グローバル化を進めたい」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年7月2日

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