粤港澳大湾区3周年 1時間生活圏がほぼ形成

人民網日本語版 2020年07月06日13:34

「粤港澳協力の深化 大湾区建設の推進に関する枠組合意」が調印されてから3年が経ち、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)は川を渡る通行路、港湾の水上輸送、空港群の建設で配置を強化しており、交通インフラの建設を絶えず強化することによって、近代化された総合交通輸送システムを構築し、1時間で移動できる1時間生活圏をほぼ形成した。中国放送網が伝えた。

粤港澳大湾区の海を渡るスーパー通行路プロジェクト「深中通道」はこのほど、第1期海底トンネルの鋼殻沈埋函が人工島の水中部分と精確に接合され、今後のプロジェクト全体の順調な推進の基礎が打ち立てられた。計画によると、2024年末の開通が予定されている。

交通インフラのハードウェアが接続した後、広東省、香港地区、マカオ地区ではこの3年間に制度が絶えず刷新され、通行政策の制限が打ち破られた。

今年3月18日には新横琴通関地のマカオ側通関エリア及び関連エリアが正式にマカオの管轄となり、新しい通関地が年内にも開通して、「協力して検査、一括して通過」の円滑な通関モデルが実施される見込みだ。

人の移動だけでなく、珠海・横琴エリアはマカオのナンバープレートの車両の出入りを開放し、横琴とマカオを結ぶ越境通勤用路線バス専用線も開通した。深センの通関地4ヶ所を通行することが許可されているマカオと香港のナンバプレートの自家用車は、特に手続きをせずに香港、珠海、マカオを結ぶ港珠澳大橋を自由に通行できるようになった。こうして粤港澳大湾区の1時間生活圏が形成されつつある。

将来、粤港澳大湾区の交通インフラはさらに延伸する。珠江口の川を渡る通行路は密度を増やして建設が進められ、獅子洋通行路は21年に建設工事がスタートする予定で、蓮花山通行路は第1期工事が加速的に進められている。近い将来、珠江口には道路7本からなる道路交通網が構築される見込みだ。さらに便利な交通政策も徐々に打ち出されるとみられ、大湾区の各都市の鉄道交通を利用できる「共通交通カード」も準備が進められている。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年7月6日

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