非常に良いタイミングで、省を跨いだ旅行が秩序立てて解禁となった。今月14日の時点で、中国のハイリスクの地域はすでになくなり、北京も8日連続で新規感染者が0人となっている。このように省を跨いだ旅行の解禁に、ベストの条件が整ったと言える。
夏休み中が旅行のピークになる見込み
また、現在は夏休みシーズンでもある。携程のビッグデータによると、今年の7月と8月は、相対的に見て、旅行のピークがしばらく続くことになるとしている。
統計を見ると、中国で夏季の飛行機のチケットの予約数が最も多いのは北京。なかでも、海南省三亜の予約数が前月比で116%増となっている。ホテルの予約を見ると、北京は上海に次いで2位。中国国内では、夏休み旅行のニーズがまさに爆発寸前といった状況になっている。
去■児網の勾志鵬・総裁は、「ツアー旅行解禁後、これまで抑え込まれていた旅行のニーズが一気に解き放たれ、夏休み中というタイミングの良さもあって、旅行業に新たな生気が注入されるだろう」と歓迎する。
観光業の回復に拍車
旅行業界の営業再開規模が再び拡大されることは、外部から見ると、旅行業界の復活をサポートする最強のカンフル剤になり、有効なニーズが不足しているという問題を解決するだけでなく、さらに重要なこととして、旅客や旅行社も自信を取り戻すことになるとみられている。
勾総裁は、「旅行商品の中でも、最も複雑で、最も広い影響を及ぼすジャンルであるツアー旅行は、旅行会社などの川上・川下のサプライヤーが関係するだけでなく、飛行機チケットや列車、ホテル、景勝地なども直接影響を受ける。今回、ツアー旅行が段階的に解禁となったことは、中国国内の旅行市場が全面的に『再起動』したということで、景勝地、ホテル、交通などの旅行商品もツアー旅行の刺激を受けて、回復するだろう。4ヶ月以上抑え込まれていた旅行のニーズが、さらに解き放たれることになる」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月16日