中国、苦悩の4ヶ月を過ごした観光業に朗報! 省を跨いだ旅行が解禁に

人民網日本語版 2020年07月16日11:19

7月14日、新型コロナウイルス感染状況により多大な影響を受けた中国国内の旅行業界にとって、明るいニュースが発表された。中国新聞網が伝えた。

中国文化・観光部(省)弁公庁は同日、通知を発表し、各省(区、市)の文化・観光行政当局に対して、新型コロナウイルス対策をしっかり講じたうえで、現地政府の同意を経て、旅行社やオンライン旅行企業が省(区、市) を跨いだ観光や「飛行機チケット+ホテル」の販売業務再開を許可するとした。

その他、景勝地の入場者数制限を、これまでの最大キャパシティーの30%から、50%にまで引き上げる。景勝地は入場者制限や予約、入場時間をずらす対策などに関する指示に従い、徹底しなければならない。

旅行サイト・携程のオフライン営業所・上海人民広場店の■さん(■は刑のへんにおおざと)は、「4‐5ヶ月、本当に苦しかった。省を跨いだ観光が開放されると知り、思わず涙が出た。通知発表後、固定電話も携帯も微信(WeChat)も鳴り止まない」とうれしい悲鳴を上げた。

中国国内ツアー旅行の検索数が激増

この知らせに心を躍らせたのは観光ガイドだけでなく、思いっきり気分転換することを首を長くして待っていた旅行者たちもこの知らせに歓声を上げた。各大手観光プラットホームのツアー旅行などの商品の検索数は激増した。

同ニュース発表後、携程のプラットホームでは、バケーションやホテル、飛行機などの検索回数が飛躍的に増加し、国内のツアー旅行、自由旅行の検索回数が発表前と比べて500%増と、激増した。中国国内の人々の夏休みに旅行に行きたいという願いが一気に爆発した形だ。

14日夜9時現在、旅行サイト去■児(■は口へんに那)の関連のツアー旅行商品の検索回数は少し前と比べて4倍に跳ね上がり、海南省のビーチリゾート、雲南省の風俗・習慣を楽しむ旅行、華東旅行などが最も検索数が多くなっている。

携程が実施した調査によると、ユーザーの88%は今年中に省を跨いだ旅行に行きたいと願っており、その割合は過去最高となっている。そして、70%以上が省を跨いだ旅行が解禁になれば、「旅行に行きたい」と答えた。選ぶ旅行先を見ると、主にリスクが低い旅行先や大きな優待策が実施されている場所が人気になっている。

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