中国、新たな職業のニーズを満たす新スタイルの就職 (2)

人民網日本語版 2020年07月16日11:35

6月17日、江西省新余市南峰村党委員会の同村駐在貧困者支援第一書記の傅紅雲さんが、ライブ配信でネットユーザーに貧困層の農家の新鮮な卵を紹介する様子。(撮影・凌厚祥。写真提供は人民図片)

新業態が新職業を生み出し、新職業が新スタイルの就職をもたらした。新職業は何もないところから突然生まれたわけではなく、中国経済発展の新たな原動力が絶えず育成され、大きく成長して、そこから自然に生まれたものだという点を見る必要がある。世界では感染症が蔓延し続け、海外からのニーズが減少し、中国経済の下ぶれ圧力が増大したが、技術革新とニーズの高度化にともなって生まれた新たな業態、新たなモデル、新たな産業が次々登場する中で、工学技術の仕事、近代的サービス業分野に関わる各垂直型業態が必要とする新職業も徐々に生まれている。特に常態化した感染症対策と経済社会発展の取り組みを統一的に推進する中で、オンライン教育、ライブコマース、生鮮EC、オンライン診療などを代表とするデジタル経済が勢いよく発展し、さまざまな新職業を派生させ、関連業界では企業の求人が流れに逆らって増加した。ライブコマースを例にすると、バックヤードでの技術の運営・メンテナンスを除いた前面に出ている仕事だけでも、ライブ配信パーソナリティ、パーソナリティのマネージャー、シーン製作者、ライブ配信の講師、ライブ配信の編集者、商品選択者などの新たなポジションが次々に登場している。

多くの新職業は「年が若い」が、需要が大きく、棲み分けが細かく、専門性が高く、雇用問題の解決に大きな役割を果たす。新職業は単にこれまでにない職業体験ということを意味するだけではなく、より大きな職業の可能性、より多様化した職業のモデル転換のチャンスということも意味し、とりわけ大学生などの重点就職層に新たな選択肢を提供した。関連の報告によると、今年1月1日から6月15日までの間に、ライブ配信業界の雇用は前年同期比約134.5%増加した。生産・製造・建築分野の技術革新がもたらした新職業であれ、近代的サービス業の急速な発展が生み出した新職業であれ、はたまた大量の健康ケアサービスのニーズから生まれた新職業であれ、どれも就職の見通しが明るい。

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