
香港特別行政区政府の報道官は7日、「中央政府が香港特区政府の要求に応えて組織した『大陸部PCR検査支援チーム』が続々と活動を展開し、新型コロナウイルスの感染による肺炎のウイルス検査能力などの強化に協力し、香港の感染症対策を支援している」と述べた。新華社が伝えた。
同報道官は大陸部がウイルス検査能力の向上を支援していることについて、「『大陸部PCR検査支援チーム』の支援を受けて、特区政府は引き続いて特定グループに対する検査計画を推進するとともに、コミュニティに対する検査計画を推進する準備をしており、できるだけ早く感染者を特定することを目指す」と述べた。
同報道官は、「『大陸部PCR検査支援チーム』と特区政府の検討したプランは、国の検査サービス提供機関3カ所を通じて、香港の新型コロナウイルス検査能力を向上させることになる。香港では一日あたり50万件近い検査が可能になる」と述べた。
同報道官は、「自主的にPCR検査を受けた市民から提供された個人情報は暗号化して政府データセンターのサーバーに保存され、国外へ送られることはない。化学検査サービスを提供するスタッフたちは検査サンプルの入った瓶の通し番号を見るだけで、市民の個人情報に触れることはない。すべての検査は香港地区内で行われ、検査サンプルも香港地区以外の別の場所へ送られることはない」と強調した。
大陸部が臨時医療施設の建設を支援することについて、同報道官は、「香港医院管理局は現在、コミュニティ治療施設をアジア国際博覧会2号館に拡張する準備を進めている。中央政府は特区政府の打ち出した要求に応えて、すでにベッド400床とその他の関連設備を緊急物資として提供し、2号館の準備作業が迅速に完了するようにした」と説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年8月8日
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