顎変形症の女性が資金援助を受け美容整形

教師になる夢に向かって邁進

人民網日本語版 2020年08月18日10:25

その女性はかつて、顎変形症だった。自分の容貌が原因で大きなコンプレックスを抱き、さらには容姿が原因で教師になるという夢もかなえられずにいた。しかしその一方で、彼女は周囲からの溢れんばかりの愛を受けた幸運な女性でもあった。善意ある人々からの支援を受けて美しく変身を遂げ、夢を実現するための第一歩を踏み出した。中央テレビニュースが伝えた。

幼い時に顎変形症に

努力して教育系の大学に合格

この女性の名前は秋さん、今年23歳、遼寧省葫蘆島市にある小さな村落の出身だ。

秋さんは12歳の時、不幸にも顎変形症を患い、顔に歪みが見られ始めた。さらに不運なことに、秋さんの母親が2013年にがんでこの世を去り、その3年後には父親も交通事故で亡くなった。しかし、不幸が彼女を完全に打ちのめすことはなかった。2016年、秋さんは希望していた教育系の大学を受験して合格。そして抜群の成績で卒業した。

教員免許が取得できず

ボランティアで授業補習を始める

勉強や実習を重ねるうちに、秋さんは教師になりたいという思いを強くした。しかし、関連規定によると、顔面の変形が激しい人は教育職に就くのに相応しくないと定められており、秋さんは教員免許を取得することができなかった。それでも秋さんは求職活動を続けたが、その都度挫折を繰り返した。

このような困難に直面しても、秋さんは決して諦めなかった。彼女は農村にボランティアで補習所を作り、留守児童(両親の出稼ぎで農村部に残された子ども)を対象に授業の補習指導を始めた。

善意ある人が秋さんの整形手術費用を支援

秋さん「学習指導を通じて子供たちに愛を伝えたい」

同郷の人たちはそんな秋さんを見て心を痛め、秋さんの病気治療のために5万元(約77万円)を集めた。しかし手術の難易度は高く、リスクも高かったため、手術を引き受けようとする医師はほとんどいなかった。また、手術費用は秋さんにとって天文学的に大きな金額だった。

しかし偶然にも、「全国道徳模範」に選ばれた郭明義さんが、秋さんのことを伝え聞いた。秋さんの状況は手術をすれば改善されることを確認した郭さんは、すぐに資金募集に一役買おうと決め、同時に手術ができるレベルを備えた病院に連絡を取った。

そして今年6月末、秋さんは整形手術を受けた。術後回復期も過ぎた今、彼女は、「手術前は、他人に顔を見られるのが怖くてたまらず、外出時はずっとうつむいたまま歩いていた。今は、しっかり頭を上げて前を向いて道を歩くことができるようになり、朗らかなすっきりした気持ちで日々を過ごしている」と話す。

6月、郭明義さんの慈善団体メンバーが西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)市那曲(ナクチュ)第二高等学校を訪れ、同校の貧困学生に寄付を行うと同時に、秋さんのエピソードについて話した。同校はすぐさま、貧困学生約50人の課外指導員として秋さんを招聘したいと申し出た。

秋さんは今、着実に一歩ずつ、自分の夢に近づいている。秋さんは、北京や上海からの求人オファーを辞退している。彼女は、「私は山間部に戻って教師になり、より多くの子供たちを外の世界に羽ばたかせたい」と抱負を語る。教員免許を取得して1日も早く教師になるという夢をかなえるために、秋さんは教員試験の準備を進めている。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年8月18日

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