江蘇省塩城市響水県漁政大隊は5日午後2時ごろ、ある村人からの通報を受けた。海岸近くの浅瀬に、見たこともない3匹の大魚が乗り上げ、浅瀬から離れられなくなっているというのだ。通報を受けた同大隊は直ちに管轄区の国境警備派出所に連絡し、魚が浅瀬に乗り上げた浜辺に向かったところ、全長1メートルほどの大魚3匹が網の近くの浅瀬におり、背中が一部水面に出ていた。大きめの魚は重さ約50キロで、残りの2匹は30キロほど。直射日光を長時間浴びたため、すでに自力でその場から離れることができなくなっていた。江蘇新聞が伝えた。
漁政関係者と国境警備人民警察が海の中に入り、力を合わせて浅瀬に乗り上げた大魚を抱え、水深の深いエリアに運んだ。
調査と比較対照をしたところ、この「大魚」は、「国家重点保護野生動物リスト」に登録されている国家2級保護動物のイルカであることが分かった。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年8月7日