中国のトンネル技術、世界のトップクラスに

人民網日本語版 2020年08月28日14:08

最新の統計データによると、中国で2019年に新たに開通し運営が開始された鉄道トンネルは967本、総延長は1710キロメートルにのぼった。道路トンネルは1329本増加し、総延長は1731キロメートル。鉄道・道路トンネルの総延長は3万7000キロメートルに達した。科技日報が伝えた。

国際トンネル協会(ITA)の近年の統計によると、中国の建設中のトンネルの規模は世界の50%前後を占めている。中国はすでにトンネルの本数と建設規模が最大の、発展のスピードが最も速いトンネル大国となっている。

中国土木工程学会トンネル・地下工程分科会の唐忠理事長は、「トンネルの建設技術において、中国の高速鉄道トンネル技術体系はほぼ形成されている。水底トンネルの建設技術、険しい山間部の複雑な地質条件下の長い大型トンネルの建設技術、大断面の脆い岩石のトンネルの建設技術で大く進展した。都市部大スパン浅埋トンネルの建設、トンネル掘削機の研究開発と製造に重大な進展があった。これらは中国のトンネル建設技術が新たな発展水準に達したことを示している」と説明した。

中国中鉄トンネル局の洪開栄チーフエンジニアは「汕頭海湾トンネルの建設成功は、国産シールドマシン水底大断面トンネルの過酷な作業状況における施工の空白を埋めた。これは中国の大型シールドトンネル建設技術と設備製造技術が重要な進展を遂げたことを示している。中国はすでに水底トンネルの施工を160回以上実施しており、中国のトンネル科学技術の河川・海の横断という新たな段階に推し進めた」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年8月28日

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