長江の主流、2ヶ所の湖全域が警戒水位下回る

人民網日本語版 2020年09月02日14:42

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9月1日、中国国家水害・干ばつ対策総指揮部(省)の副総指揮で、水利部の鄂竟平部長は、会議の議長を務め、台風9号(メイサーク)の動きや最近の豪雨による水位上昇の動向に関して分析を行い、豪雨による洪水防止対策を講じた。同会議には水利部の葉建春副部長も参加した。

1日午前7時、長江中流の主流・蓮花塘観測所は警戒水位を59日ぶりに下回った。59日のうち、6日間は保証水位(ダムや堤防の設計上、安全が保てる上限の水位)を超えていた。同日午後6時、洞庭湖城陵磯観測所も警戒水位を60日ぶりに下回った。60日のうち7日は保証水位を超えていた。これで、長江の主流、及び洞庭湖、■陽湖(番へんにおおざと)は全域で警戒水位を下回ることとなった。

今後3日間、台風9号と寒気の影響で、中国東北地方の中部と東部、南西の東部などの地域では中程度の雨、または大雨となり、局地的に豪雨となるとみられている。

会議では、台風9号が東北地方に豪雨や洪水をもたらす可能性があるため、厳重に警戒し、事前に対策を全力で講じなければならないと強調された。また、中国南西地域でも雨が降ると予想されており、黄河の主流の一部の区域では依然として警戒水位を超えているため、引き続き各種対策を万全に講じなければならないと指摘された。

会議終了後、水利部は吉林省と黒竜江省に業務グループを派遣し、台風9号がもたらす可能性のある豪雨や洪水の事前対策を万全に講じることができるようサポートする。水利部は現在、洪水・干ばつ災害対策レベル3級を維持している。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年9月2日

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