南京が新産業応用シーン第1弾を発表、AIや集積回路などを網羅

人民網日本語版 2020年09月04日13:48

江蘇省南京市の沈剣栄副市長はこのほど、南京市新産業応用シーン第1弾の発表会において、「南京は今後一定期間にわたり8大産業チェーン重大技術の研究開発に注目し、開放型産業生態を構築し、プロジェクトのモデル性を実現する。難しい問題を重点的に解決し、産業化を加速させる」と述べた。科技日報が伝えた。

南京市新産業応用シーン第1弾を産業別で見ると、ソフトウェア・情報サービス、人工知能(AI)、新薬・生命健康、スマート製造設備、集積回路、スマートグリッド、鉄道交通、新エネ車といった8大産業・デジタル化ガバナンスなどの分野を網羅している。沈氏は「これは産業チェーンの質の高い発展を推進する組み合わせ技だ。各種マーケットエンティティがチャンスをつかみ、南京の応用シーン建設に積極的に参加することを願う。すべてのプロジェクトが応用・推進が可能になることを願う」と述べた。

発表会でデモンストレーションを行った、南京南郵情報産業技術研究院の李定成董事長(会長)は「政府が先頭に立ち監督管理を行うのは、中小・零細企業に対する押し上げだ。我々は実施の面で、より良い実現を目指す」と述べた。李氏が持ってきたプロジェクトはスマート街灯で、南京市都市管理局が監督管理を行う。

李氏は「スマート街灯は交通指示、都市管理(例えば照明)、気象予測などの機能を一体化しており、多くの政府主管当局に関わるため、企業による協調・交流には大きな難点がある。今や南京市政府が自ら引き受けてくれたのは、当社のような新たな研究機関にとっては一つの励ましだ」と話した。

出席者は、一流のビジネス環境を構築する南京の将来性に期待を示した。南京鼓楼病院イメージング科の張◆主任医師(◆は品の口が金)は、「当院の全フロー・全システム医療イメージングAI応用モデルプロジェクトは、プライバシー保護が外された医療イメージングデータを共有し、AIアルゴリズムを開発・検証する。実力を持つAI企業と協力し、全フロー・全システム医療イメージングAIスマートプラットフォームを構築したい」と述べた。

また都市総合モニタリングの需要に向けた5Gネットワーク接続ドローン業界応用モデル拠点プロジェクト、都市公共サービスに基づく低速自動運転「チップ・マシン連動」応用プラットフォームプロジェクトなどのデモンストレーションも行われた。沈氏は「将来的に南京は応用シーンの発表と実施推進の活動に取り組み続ける。各マーケットエンティティによる投資を歓迎する」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年9月4日

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