数ヶ月前に人民元を米ドルに両替した人は、ここ数日は悔やんでも悔やみきれない気持ちかもしれない。というのも、ここ数日は人民元が値上がりし続ける一方で、ドルが値下がりしているからだ。(現在、1元は約15.6円、1ドルは約106.2円)中国新聞網アプリが伝えた。
5月29日の人民元の対ドルレート基準値は1ドル7.1316元だったが、9月2日には6.8376元になった。7.1316から6.8376への変化は何を意味するかというと、たとえば5万ドルに換金する場合、5月29日には35万6580元が必要だったが、今なら34万1880元でよく、1万4700元の「節約」になるということだ。
データをみると、人民元の対ドルレート基準値はすでにここ1年余りにおける高水準に達している。
中国人民銀行(中央銀行)が権限を授与した中国外貨取引センターの発表によると、2020年9月2日の銀行間外国為替市場の人民元対ドルレート基準値は1ドル6.8376元で、前取引日より122ベーシスポイント(bp)上昇した。基準値はすでに7日連続で上昇しており、19年5月14日の1ドル6.8365元以来の最高を更新した。
取材に答えた専門家は、人民元レート上昇の主な原因として次の3点を挙げた。
1つ目は米ドル指数の低下だ。
一般的に、ドル指数の強弱は人民元をはじめとする非米ドル通貨と逆の関係にある。
ドルが強ければ他が弱くなり、ドルが弱ければ他が強くなる。
データをみると、今年5月下旬以降、ドル指数は低下傾向が始まり、最近はさらに低下して92を割り込み、18年5月初旬以降の最低を更新した。
中国民生銀行の温彬首席研究員は、「米連邦準備制度理事会(FRB)が極めて大量の資金を注入したため、市場に米ドル下落の予想が広がる中、米ドル指数が低下を続け、人民元を含む非米ドル通貨が値上がりする流れになった」と述べた。
中信証券固定収益部門の首席アナリストである明明氏は、「FRBは新型コロナウイルス感染症が発生して以来、かつてない大規模な金融緩和政策を打ち出したと同時に、金融政策の枠組みを調整し、『平均インフレ目標』を導入した。7月には、それまで低く抑えられてきた米国債権の利回りがさらに低下したと同時に、ドル指数も「ドル不足」が終わった後の次なる著しい低下傾向が始まった」と述べた。
2つ目は中国経済の基本面の持続的改善だ。
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