中央国債登記結算有限責任公司がまとめた最新のデータによると、今年9月には海外の機関に管理を委託した中国国債の残高は2兆5960億5500万元(1元は約15.7円)となり、前年同期比44.66%増加し、前年末比では38.31%増加した。これで海外機関は22ヶ月連続で中国国債を買い増ししたことになる。「経済参考報」が伝えた。
10月10日、中国人民銀行(中央銀行)上海本部がまとめたデータでは、2020年9月末現在、海外機関が保有する銀行間市場の債券残高は2兆9400億元で、8月末に比べて1374億5900万元増加し、銀行間債券市場の管理委託残高全体の約3.0%を占めた。
具体的にみると、9月には新たに12の海外機関が銀行間債券市場に主体的に参入した。9月末現在、全部で870の海外機関が主体的に市場に参入しており、うち460機関は直接投資のルートを通じて市場に参入し、589機関は「債券通」(大陸部債券市場と香港債券市場の相互連携メカニズム)ルートを通じて市場に参入し、179機関は同時に両ルートを通じて市場に参入している。9月には、海外機関の銀行間債券市場における債券現物の取引高は8203億7100万元に上り、一日あたり取引量は356億6800万元になった。このうち債券の購入額は5千億2700万元、売却額は3203億4400万元、純購入額は1796億8300万元で8月末比24.5%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年10月12日