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海外機関の中国国債保有量が15ヶ月連続増 過去最高

人民網日本語版 2018年06月12日14:52

中央国債登記結算有限責任公司はこのほど、今年5月の債券統計月報を発表した。それによると、今年5月末現在、海外機関投資家が同公司に預託した債券は1兆2千億元(1元は約17.2円)を超え、半年足らずで昨年の増加額を上回る2346億元増加した。2017年3月以降、海外機関投資家の同公司への預託債券は15ヶ月連続で増加したという。「経済日報」が伝えた。

同月報によると、今年5月末現在、海外機関投資家が同公司に預託した債券の額面金額の総額は52兆3200億元に達し、4月末に比べて4952億1千万元増加した。

年初以来、人民元の国際化プロセスが加速し、人民元の国際的影響力が持続的に高まり、国際的な資産配分の中で人民元資産が吸引力をもった資産になり、中国債券市場に進出する海外資本が増加を続けている。

招商証券の謝亜軒チーフマクロアナリストは、「海外機関の保有比率をみると、今年4月までに、中国国債市場における海外機関の割合がさらに上昇して6.29%になり、年初から1.32ポイント上昇した。中国債券市場全体の中で、海外機関の占める割合が1.98%に上昇し、引き続き過去最高を更新した」と話す。

欧州中央銀行がこのほど発表した研究報告によれば、各国の中央銀行の外貨準備の管理担当者の間で準備通貨としての人民元に対する信頼感が上昇しており、人民元の準備通貨を増やしたいとした人も多かった。同報告が引用した、世界の外貨準備の半分を管理する中央銀行の外貨準備管理担当者79人に対する調査では、29人が、「2020年までに自身の管理する外貨建て資産の組み合わせのうち、人民元建て資産の占める割合が10~20%に上昇する見込み」と答えている。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年6月12日

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