輸入博覧会の「グリーンな画期的技術」、省エネ・環境保護が主役に

人民網日本語版 2020年10月20日14:56

SYR貿易(上海)有限公司の唐鵬副社長は「しっかり締めていない蛇口、緩んだ水管の連結部分など、家庭内の水漏れ箇所を侮ってはならない。毎年の水漏れにより大量の水資源が浪費される。第3回輸入博覧会で当社が展示を予定している水漏れ保護装置はシンプルな黒いケースに見えるが、水漏れにスマートでスピーディに反応し、水を節約し災害を減らす」と述べた。新華社が伝えた。

3回連続で輸入博覧会に参加するドイツ企業のSYRは、中国の省エネ・環境保護市場の大きなポテンシャルを実感している。唐氏は「1−2年前に中国市場で初公開した省エネ製品は今年、展示品から商品に変わり、ユーザーの家に進出している」と話した。

技術装備展示エリアは輸入博覧会の人気エリアで、多くの話題の製品と初公開の製品が集まる。今年の輸入博覧会では技術装備展示エリアが引き続き「面積拡大・グレードアップ」する。国家省エネセンターと協力し省エネ・環境保護専門エリアを設置し、世界の先進的な省エネ・環境保護技術装備とソリューションを集中的に展示する。

省エネ・環境保護専門エリアは省エネ・節水と新エネ、資源総合循環利用、環境保護などの業界のホットな分野に焦点を絞る。展示期間中にクリーンな暖房、美しい農村などのテーマをめぐり総合展示シーンを構築し、来場者を「グリーンな画期的技術」の体験と交流に招く。

国家省エネセンターの楊博副センター長は「中国の省エネ・環境保護産業付加価値額は近年、年平均15%前後のペースで成長している。省エネ・環境保護、新エネ装備、新エネ車などのグリーン・低炭素産業の総生産高は、年内に10兆元を突破する見通しだ」と述べた。

「当社の環境恒温ヒートポンプシステムは、冷房もしくは暖房が完了すると同時に、設備そのものから発生するエネルギーを利用し生活用水を加熱できる。これによってさらに効率的に、さらに無駄なくエネルギーを利用できる」。独Mannz環境技術有限公司のマーケットディレクターの張雷氏は「このシステムのほか、当社は第3回輸入博覧会に水中の既知の汚染物を99%カットする浄水器を届ける。同類製品は中国初公開でもある。当社はグリーン発展の急成長の段階に入ってる中国の省エネ・環境保護市場を深く掘り起こしたい」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年10月20日

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