新しいスマート列車自動制御システムにより、列車が自動的にスリープモードを解除できるようになった。科技日報が伝えた。
中国中車株洲電力機車研究所有限公司は北京国際都市鉄道交通展覧会2020で、全く新しいスマート列車自動制御システム「全自動運行システム(FAO信号システム)」を初公開した。
中国中車株洲電力機車研究所時代電気股フン有限公司(フンはにんべんに分)の尚敬社長は「FAO信号システムは列車全自動運行システムの中核システムであり、列車の運行を制御し、運行中の安全を保証し、輸送効率を高め、運行情報を伝え、乗務員の労働強度を軽減する鍵となる設備だ。時速80キロ、120キロの都市鉄道交通、低・中速リニア、市内線路に適している」と述べた。
尚氏は、「列車のスリープモード解除、動的・静的自己点検、障害物・脱線回避、遠隔リセットなど20以上の機能を追加するとともに、約10の機能をアップグレードした。また全自動スマート列車制御システムを搭載した列車は乗務員の制限を受けず、輸送の需要に基づき自動的かつ柔軟に発車間隔を調整し、24時間・全天候型の継続的な輸送サービスを提供できる」と説明した。
尚氏は、「運営者の労働強度を軽減すると同時に、人の手による操作ミスを大幅に減らし、そして車掌の操作時間を短縮する。同じ有効停車時間を保証した上で、停車時間を短縮し、列車の追跡の間隔を縮め、線路上の移動速度を高める」との見方を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年10月28日