北京市が今月4日に開いた新型コロナウイルス対策をめぐる記者会見で、同市交通委員会の王兆栄副主任は、「タクシーは、北京市市外の中・ハイリスクの地域に乗り入れてはならない。新型コロナウイルス感染者を出したオンライン配車サービス提供企業に対しては、厳罰を科す」とした。中国新聞網が報じた。
最近、オンライン配車サービス提供企業の運転手が新型コロナウイルスに感染するケースが続いていることについて、王副主任は、「交通運輸管理当局は、タクシーをめぐる新型コロナウイルス対策と指示をさらに細分化し、業界に対して順守するよう求めている」と説明した。
王副主任によると、重点地域のタクシーはハンドルや座席を4時間おきに消毒しなければならない。また、ドアハンドルやパワーウィンドウのスイッチなどは、乗客を降ろすたびに消毒しなければならない。乗客を乗せて走行した場合は、1度窓を開けて換気しなければならない。走行中は運転手も乗客も常にマスクを着用し、会話はできるだけ避けなければならない。注意しても、乗客がマスクを着用しない場合、運転手はその乗客の乗車を拒否することができる。
北京の感染状況について、北京市党委員会宣伝部の副部長で、市政府新聞弁公室の徐和建主任は、「現在、北京市の新型コロナ感染は全体的に管理可能な状況にある。ただ、対策の舵取りは依然として非常に難しい状況」と説明した。
4日の新規国内症例は17人 北京市は1人
中国国家衛生健康委員会の公式サイトによると、1月4日0時から24時にかけて、31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は33人だった。うち輸入症例が16人(上海市6人、広東省4人、天津市1人、遼寧省1人、江蘇省1人、福建省1人、河南省1人、四川省1人)、国内症例は17人(河北省14人、遼寧省2人、北京市1人)、新たな死者は0人、新たに感染が疑われた人は0人だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月5日
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