工業・情報化部(省)はこのほど、新型コロナウイルスワクチンの産業化プロセスを加速させるため、新型コロナウイルスワクチン生産保障作業専門チームを立ち上げ、重点企業の生産能力増強のペースを毎週調整することとした。現在、中国国内では18の企業がそれぞれの新型コロナウイルスワクチン開発の進展状況に基づいて、続々と生産能力の構築を展開している。中央テレビ網が伝えた。
中国医薬集団総公司(国薬)傘下の中国生物北京公司の新型コロナウイルス不活化ワクチンが、2020年12月30日に条件付きで承認された。国薬はすでに大規模生産をスタートさせている。ワクチンは1本ずつ電子タグが付けられ、流通経路がすべて追跡できるようになっており、ワクチンがどこへ行き、どんな人に接種されたか、すべて記録されるという。
国薬北京生物製品研究所有限責任公司の新型コロナプロジェクト製造責任者の張晋氏は、「(新型コロナウイルスワクチンは)パッケージのライン1本が、24時間稼働しており、1日あたり20万回分のパッケージが可能だ。春節(旧正月、今年は2月12日)までにより多くのワクチンを市場に投入するため、2021年の当社の生産能力を10億回分に拡大して市場ニーズに応えたい」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月4日