人類のゲノムにはどれくらいの老化調節遺伝子があるのだろうか。老化調節に参加する分子メカニズムとは何だろうか。これらの遺伝子による有機体の老化防止を分子レベルで「操作」できるだろうか。中国の科学研究者の最新の成果は、これらの老化関連の重要問題に新たな見解を示した。新華社が伝えた。
中国科学院動物研究所の劉光慧氏のチーム、曲静氏のチーム、中国科学院北京ゲノム研究所の張維綺氏のチーム、北京大学の湯富酬氏のチームからなる研究チームは6年余りの取り組みを経て、初めて全ゲノムCRISPR/Cas9スクリーニング技術により、新たな老化調節遺伝子を見つけ、そして新型「遺伝子療法」を開発した。老化防止、老化関連疾患の予防・治療に重要な干渉標的と新たなプランを提供した。この成果は7日、権威ある学術誌「Science Translational Medicine」にオンライン掲載された。
中国科学院北京ゲノム研究所の張維綺研究員によると、研究チームは静脈注射によりKAT7のスローウイルスベクターをノックアウトすることにより、老化マウスの肝臓に含まれる老化細胞の割合を下げ、マウスの健康状況を改善し、生理的老化マウスと早期老化症マウスの寿命を延ばした。その結果によると、単一要因の不活化に基づく「遺伝子療法」は、哺乳類の寿命を延ばす可能性がある。
さらに研究によると、KAT7のノックアウトもしくはKAT7抑制剤の利用により人の幹細胞の老化を遅らせることにより、老化関連の炎症要因の発現と分泌量が減少する。これはこの干渉方法の、人類の老化転化医学における潜在的な応用価値を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年1月11日
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