世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は今月11日に行われた定例記者会見で、「WHOのチームは現在、中国医薬集団総公司(国薬)および中国科興公司と協力し、両社が開発した新型コロナウイルスワクチンが品質と生産の国際規範に合致するかどうかの評価を踏まえて、WHO緊急使用リストに加えることを検討している」と述べた。人民日報アプリが伝えた。
テドロス氏は、「来週行われるWHOの執行委員会で、各国が『COVAXファシリティ』の中で行った約束を履行するよう奨励し、国際社会に将来の100日間に共に努力するよう呼びかけ、すべての国の医療従事者と高リスク層に対する新型コロナウイルスワクチンの接種をスタートさせる。同時に、WHOは世界の新型コロナウイルスワクチンに関係のある製薬会社が必要なデータを迅速に提供し、WHOの審査承認を受けるよう要請し、その上で関連の新型コロナウイルスワクチンを緊急使用リストに加える」と述べた。
すでに多くの国が中国企業の開発した新型コロナウイルスワクチンを承認したり、中国との間でワクチン調達合意を結んだりして、自国民がワクチンを接種して免疫を獲得できるよう準備を始めている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月12日