2020年の人民元貸出は19.63兆元増加

人民網日本語版 2021年01月13日13:39

中国人民銀行(中央銀行)は12日に2020年の金融統計データを報告を発表した。それによると、同年の人民元貸出は19兆6300億元(1元は約16.0円、約315兆円)増加し、前年より2兆8200億元多く、うち住宅ローンは7兆8700億元増加し、人民元建て預金は19兆6500億元増加した。中国新聞社が伝えた。

20年12月には、中国のマネーストック(M2)は218兆6800億元、前年同期比10.1%増加となり、増加率は前月末比0.6ポイント低下し、前年同期を1.4ポイント上回った。マネーストック(M1)は同8.6%増となり、増加率は前月末比1.4ポイント低下し、前年同期を4.2ポイント上回った。通年の現金の純投入額は7125億元だった。

貸出のほかに広く注目を集めるデータは社会融資の規模だ。おおまかな統計では、20年の中国の社会融資規模の増加額は累計34兆8600億元に達し、前年より9兆1900億元多かった。このうち実体経済に投入された人民元建て貸出は20兆300億元増加し、同3兆1500億元増加した。

構造をみると、20年の実体経済に投入された人民元建て貸出が同期の社会融資規模全体に占める割合は57.5%となり、割合は同8.3ポイント低下した。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年1月13日

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