「今日、ここ1年で6回目の隔離生活がやっと終わった」。そう話すのは、北京で働いている河北省石家荘市出身の古娟さん(仮名)だ。中国新聞網が報じた。
2020年1月22日、古さんは友人と共に雲南省に旅行に出かけた。ところが、湖北省武漢市で新型コロナウイルス感染が爆発的に拡大し、同月26日に石家荘に戻ると、自宅隔離するようにという通知を受けた。
さらに、自宅隔離を始めて14日後の2月9日、参加していたツアー団体の中に、新型コロナウイルス感染が確認された湖北省からの参加者がいたことが分かり、古さんは濃厚接触者として救急車で病院に移送され、隔離された。
隔離期間が終了した2月23日、古さんは会社のある北京に戻ったものの、自宅隔離するようにという通知を受けた。
その5日後、ルームメイトも戻ってきたため、それまでの隔離は白紙に戻り、その日からさらに3月14日までの14日間隔離されることになった。
6月、北京の新発地卸売市場で新型コロナウイルスの集団感染が発生し、感染が確認されたデリバリー配達員が古さんの会社に商品を届けたことがあったため、またも14日間隔離するようにと通知を受けた。
そして、今年の元旦に合わせた3連休、石家荘に帰省して過ごしていた古さんは、そこでまたもや新型コロナウイルスの集団感染に遭遇してしまった。そして、連休が終わって北京に戻り、通勤開始から2日目に、コミュニティの住民委員会から3日間自宅隔離し、PCR検査も受けるようにと通知を受けた。その後もさらに、石家荘や■台(■は刑のへんにおおざと)に滞在歴がある人は引き続き自宅隔離にするようにという通知を受け、今月15日に2回目のPCR検査を受けて、17日にやっと隔離から解放された。
「昨年、初めて隔離生活をした時は確かに不安だった。当時は新型コロナウイルスのこともあまり知らなかったし」と古さんは振り返る。
隔離生活について古さんは、「北京での生活はリズムが速いけれど、自宅隔離の時はとても規則正しい生活をしていた。読書をしたり、料理の腕を磨いたり、以前は見る時間のなかったドラマを見たりしていた。でも、後半の何回かは、他の人からは隔離されていても、仕事からは『隔離』されなかった」と話す。
最後に古さんは、「私の経験からして、新型コロナウイルスは重視すべきだけれど、パニックになってはいけないとみんなに伝えたい。政府の通知や指示に必ず従い、毎日発表される感染者が行った所に自分が行っていたかをチェックし、PCR検査もちゃんと受けるべき。何か症状がある時や自分の行動歴などを絶対に隠してはいけない。それらのことを守るのは、自分と家族、そして社会にとってプラスになる。新型コロナウイルスが早く収束し、みんなの仕事や生活ができるだけ早く普通に戻ることを願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月19日
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