「中国天文年歴」によると、北京時間2月18日午後6時44分、二十四節気の2番目となる「雨水」を迎える。空から降りそそぐのが雪から雨に変わり、草木が芽生え、春がやって来る。
雨水の頃から、太陽の直射点が、南半球から少しずつ赤道に近づき、北半球の日照時間が長くなり、日差しも強くなる。そして、氷や雪が解け、雨が降り始める。
大地が息づき始める雨水
雨水の時期になると、動植物は大自然によって眠りから呼び覚まされ、カワウソが魚をとり、ガンが中国北方地方に飛来し、静かに降りそそぎ万物に潤いを与える春雨によって、草木が芽を出し、菜の花やアンズの花、スモモの花などが次々に咲きほこり、大地が息づき始める。
雨水の時期の健康アドバイス
雨水は寒い冬から暖かい春へと移り変わりの時期であるため、気温こそ上がるものの、寒さがぶり返すことも多々ある。気温が不安定な季節は、気持ちがそわそわしたり、気分が不安定になったりし、身心の健康に影響が出やすくなる。
中医学によると、春になると、「肝」が高ぶりを見せ、のぼせやイライラが続きやすく、「脾」に影響を及ぼしやすい。そのため、食事は辛い食品や生もの、冷たい食品をできるだけ控え、偏食、暴食に注意し、ヤマイモやユリ根、ニンジン、モヤシなどの「脾」や胃に優しい食品や新鮮な野菜、果物をたくさん食べるようにすると良い。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年2月18日