北斗3号グローバル衛星測位システムは正式に稼働開始した後、安定的に運営し、世界のユーザーに持続的に高品質なサービスを提供している。システムのサービス能力が世界一流になっている。新華社が伝えた。
世界の連続的なモニタリング評価システムのリアルタイム試験によると、北斗3号グローバル衛星測位システムの測位、速度測定、時報の精度及びサービスの実用性と連続性などが指標の基準を満たしている。
システムのサービス能力が世界一流になり、特色あるサービスが全面的に展開されている。北斗の地域ショートメール通信、世界ショートメール通信はすでに、一般ユーザー及び一部の実用ユーザーにサービスを提供している。衛星強化サービスは民用航空、海事、鉄道などの完全性を求めるユーザーに試験運営サービスを提供している。地上強化システムはリアルタイムで動的センチメートル級・事後静的ミリメートル級測位強化サービスを提供できる。精密シングルポイント測位は精密農業、国土測量、自動運転などのユーザーにサービスを提供している。国際捜索救助サービスは、国際機関の要求に基づきネットワークへの接続を展開中だ。
システムの応用が地域から世界に移っている。北斗3号をサポートする国産北斗チップやモジュールなどの鍵となる技術の全面的な突破があり、性能指標が世界の同類製品に並び、すでに各業界で広く使用されている。国産北斗基礎製品はすでに120数カ国・地域に輸出されている。
一般消費・応用の成果と効果が顕著になっている。システムが稼働開始した後、アップルを含む世界主流のスマホメーカーが広く北斗をサポートしている。2020年第4四半期に北斗測位のサポートを申請したスマホは79%にのぼった。チップの小型化、低エネルギー消費、低コスト、RFベースバンド一体化などの技術の発展及び衛星測位IPコアとモバイル通信などの分野の幅広い集積に伴い、北斗は全面的に一般応用に向かい、人々の生活に寄与している。
システムの応用モデルがより豊富になっている。「プラットフォーム融合、データ融合、技術融合、端末融合」を通じ、通信・測位融合が深まっている。北斗3号地域ショートメールは年内にスマホに導入される。SIMカードと電話番号を変更せず、周辺機器を追加せずに、モバイル通信とショートメール通信の融合使用を実現する。北斗高精度地上強化情報はすでにスマホに導入されており、メートル級の測位を実現できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年3月5日