中国が独自開発した50ミリメートル口径白色光コロナ観測機がこのほど内部コロナの観測に成功し、白色コロナ画像を撮影した。新華社が伝えた。
「皆既食」を生むコロナ観測機をいかに製造し、適切な観測エリアをいかに見つけるべきかは、これまでずっと太陽物理研究従事者の課題だった。
中国科学院雲南天文台の劉煜氏のチームは10数年の実地調査と立地選定により、四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州稲城県の無名山で、理想的な太陽観測エリアを発見した。山東大学(威海)と中国科学院長春光学精密機械・物理研究所のチームは10数年の努力により、50ミリメートル口径白色光コロナ観測機を開発した。3者の協力により、2月27日午前11時から午後3時にかけて、無名山で内部コロナ白色画像の撮影に成功した。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年3月9日