全国ワクチンと健康大会2021が10日、四川省成都市で開催された。中国疾病予防管理センターの高福センター長は大会で行った講演により世論の渦中に巻き込まれた。高氏が打ち出した「ワクチンの保護率向上の科学的思考」が「高氏は中国のワクチンの保護率が低いと考えている」と誤解され、一部メディアにより誤って伝えられ、転載され、ネット上で大きな議論を巻き起こした。高氏は11日、「環球時報」の取材を受ける際、これをはっきり否定し、「これは完全に誤解だ」と述べた。また「世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスワクチンの有効性を50%以上としており、主に重症と死亡を予防するものとしている。すべてのワクチンがこの条件を満たしている。世界の大半のワクチンが発売できる承認ラインは70%以上だ」と述べた。
そして高氏は、「世界のワクチン保護率の試験データには高低がある。ワクチンの保護率をいかに高めるかは、全世界の科学者が考慮すべき問題だ。これに対し、私は回数、量、接種間隔の接種プロセスの最適化や数種類のワクチンを使用する接種方法(逐次免疫)について個人的な考えを打ち出した」とした。
高氏は、「人類は初めて新型コロナウイルス感染症に見舞われた。コロナウイルスワクチンの接種には、研究が待たれる多くの科学的問題がある。人類が新型コロナワクチンの接種を受けるのは今回が初めてであり、現在のすべての免疫プロセスはいずれも過去のその他のワクチンから推測されたものだ。この推測による効果はすでに高くなっている。しかし将来的に改良する必要があり、コロナウイルスそのものの特徴と現在のワクチン接種状況に応じて調整できる。免疫プロセスは世界で動的に調整されている。フランスはすでにmRNAワクチンの2回の接種時期を4週間から6週間に遅らせている」と述べた。
「従来のワクチンの研究開発の方法によると、この1年のうちにワクチンが研究開発されるはずがなかった。しかし全世界の科学者は数カ月内に新型コロナワクチンを開発した。これは世界で史上初のことだ。ここには多くの科学的問題が存在し、我々人類はこれほど多くの科学的問題に答える必要があるのだ」と高氏。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年4月12日
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