寧夏回族自治区政府新聞弁公室が20日開いた記者会見によると、寧夏は3900万元(1元は約16.6円)を投じ、銀川市、石嘴山市、呉忠市、中衛市の13県(区)で、人工知能(AI)診断補助システムの体制建設をさらに推進する。新華社が伝えた。
AI診断補助システム体制の構築は、寧夏の「インターネット+医療・ヘルスケア」モデルエリア建設計画の重点的な内容の一つだ。自治区衛生健康委員会は2020年、「AI診断補助」民生プロジェクト建設の実施を通じ、寧夏南部の山間部9県(区)でAI診断補助システム体制を構築した。同システムは運営後、累計で延べ107万4400人のスマート診断補助を実施し、78万2100件の電子カルテを規範化した。末端医療機関で働く医師の診断能力と末端電子カルテの規範化水準を効果的に高め、カルテ規範化率を94.97%に上げた。同時にAI診断補助システムは高血圧患者の血圧や糖尿病患者の血糖の効果的な抑制率を高めた。
自治区衛生健康委員会の宋晨陽副主任は「末端医療衛生機関の医療従事者の一般的な疾患に対する診断能力が低いことは、寧夏医療衛生サービス能力建設の際立った弱点であり、人々の診療の質と満足度を下げるボトルネックでもある。AI診断補助システムは末端医療機関で働く医師が66種の一般的な疾患や発症率の高い病気をより正確に診断できるようにし、末端の診療水準を上げるのをサポートする」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年4月21日