雲南・青海の地震はインドプレート活発化と関係 専門家

人民網日本語版 2021年05月22日13:47

中国時間21日夜、雲南省大理白族自治州で地震の大きさを示すマグニチュード(M)2.8から6.4の地震がたびたび発生した。22日深夜には、青海省果洛蔵族自治州瑪多県でM7.4の地震が発生した。中国地震台網の孫士■(金へんに宏)研究員の分析によると、「2つの場所での地震は最近のインドプレートの活発化と関係がある。インドプレートはこのところ活動が明らかに強まっていたため、中国に影響を与え、西部地域の地震活動が目に見えて活発化したとみられる」という。中国新分網アプリが伝えた。

専門家は現状に基づき、今回の2つの地震では死傷者が多数出る可能性が低いと予測している。雲南省の地震の強さは中レベルで、M6.4に対応する地震の強さは震度7から震度8だ。震源が比較的浅かったため、震度8に達する可能性があるが、県の行政中心地やその他の小都市からは相対的に距離があった。青海省で発生したM7.4の地震は、地震エネルギーは雲南省の地震の30倍になり、強さは大地震レベルだが、人口のまばらな地域で発生し、震源の深さは17キロメートルと深かった。深度が深ければ深いほど、震源地の震度は低くなるが、今回は影響の範囲がやや広く、震度9に達したとみられる。しかし全体としては、2回の地震による被害・損失は同レベルの地震に比べて少ないといえる。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年5月22日

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