中国国家衛生健康委員会の29日の発表によると、今月28日の時点で、31省(区、市)、及び新疆生産建設兵団から報告された新型コロナウイルスワクチンの接種回数は累計で6億299万1000回に達した。3月27日に1億回を突破して以降、4月21日に2億回、5月7日に3億回、5月16日に4億回、5月23日に5億回、5月28日に6億回に達し、その間隔は25日、16日、9日、7日、5日と、どんどん縮まっている。
中国の複数の地域で現在、集団感染が発生し、その抑制の舵取りは依然として難しい状況にある。そのため、感染対策を決して緩めてはならず、ワクチン接種後も警戒を続け、マスクの着用など、個人レベルでの対策を続けなければならない。
中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏は最近、中国国務院共同対策メカニズムの記者会見で、「新型コロナウイルスの場合、ワクチン接種率が70-80%に到達しなければ、集団免疫は獲得できない。接種率が10%、20%、30%、さらに40%の場合でも、個人レベルで効果があるに過ぎず、集団免疫は獲得できない」と指摘した。大規模拡大の再発を回避するために、世界各国が現在、ワクチン接種を大々的に推進しており、次の流行の波が来ると予想される秋、冬の前に、集団免疫を獲得できるだけのワクチン接種率に達するよう取り組むべきだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年5月31日