チベット自治区サムドゥプツェで幼稚園28校が新たに開園

人民網日本語版 2021年06月01日16:03

西藏(チベット)自治区日喀則(シガツェ)市桑珠孜(サムドゥプツェ)区で5月30日、小規模な幼稚園28校の引き渡しが行われた。うち11校は6月1日の「国際子供の日」に合わせて開園した。農業・牧畜が中心の同エリアの子供たちにとっては、うれしい「子供の日」のプレゼントとなった。中央テレビニュースが報じた。

シガツェ市サムドゥプツェ区江当郷の雷貴村幼稚園を取材すると、園内は広々としていて、明るい色使いの近代的な設備が整っていた。園児たちが教室内で、歌を歌ったり、ダンスを踊ったり、漢詩を朗読したりしていた。

農村部の子供たちが優れた就学前教育を受けることができるようにと、山東省青島市の第9陣チベット自治区支援グループは、サムドゥプツェ区の3—6歳の児童の入園率100%、農村部の幼稚園に大卒の教員配置率100%という目標を掲げ、企業から2200万元(1元は約17.15円)以上の融資を集め、幼稚園28校を新規建設・改造した。幼稚園には、活動室や寝室、キッチンなどの機能エリアが設置され、エコで健康的というコンセプトに合わせて、子供たちに快適で優れた学習と成長の環境を提供している。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年6月1日

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