学生時代、大学入学試験の5年分の過去問題と3年分の模擬問題をまとめた「五年高考三年模擬」に支配されているという恐怖感を感じことはあるだろうか。今日(7日)は、今年の中国大学統一入学試験(通称「高考」)の初日。そんな中、あるネットユーザーは、「五年高考三年模擬」がアイスクリームになっているのを発見し、ネットで瞬く間に大きな話題となっている。このアイスクリームには、ミルク味、グレープ味、ドリアン味、抹茶味などがあり、これを目にしたネットユーザーからは、「知識ってどんな味なんだろう」や「食べたら試験問題ができるようになるのかなぁ」といったコメントが数多く寄せられている。
中国では超定番の問題集である「五年高考三年模擬」とのコラボ商品は、アイスクリームだけでなく、これまでにもスマホメーカー「栄耀」(Honor)がコラボスマホを、ナッツやドライフルーツを販売する菓子メーカー「三只松鼠」がコラボギフトセットなどを打ち出してきた。ではなぜ、「五年高考三年模擬」のコラボ商品は、私たちにこれほどの驚きと面白さを感じさせてくれるのだろうか?その理由の一つはギャップの大きさだ。アイスクリームと問題集のコラボはまさに「想定外」であり、こうしたコラボが不思議な化学反応を引き起こし、人々に意外性を感じさせてくれる。2つ目の理由は、ほとんどの人が学園生活を経験し、こうした受験勉強の苦しさも楽しさも経験しているため、当然の結果として消費者に共感という思いを引き起こしてくれるからだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年6月7日