中国の18-49歳の働く女性 過体重者が3割以上

人民網日本語版 2021年06月05日15:33

中国栄養学会、中国疾病予防管理センター栄養・健康所などがこのほど発表した、中国の18歳から49歳までの働く女性の健康・食生活に関する調査分析によると、中国の女性の食生活、栄養状態、健康状態は10年前に比べて大幅に改善したが、調理の際の油と塩の摂取量は引き続き推奨される量よりも多く、過体重者の数は目に見えて上昇して30%に達した。専門家は合理的な食生活を送ることが大切だと注意を促す。中央テレビニュースが伝えた。

調査によると、中国都市部の18-49歳の働く女性は摂取する食物の種類がますます多様化し、穀物、野菜、肉類の摂取量は十分だが、肉類の摂取率が79.7%に達し、特に豚肉を主原料とした肉類の摂取が多すぎるという。一方、生な果物の摂取量は推奨される量の30%にも達していない。

都市部働く女性の過体重率(BMIが24以上28未満の人の割合)は30%、肥満率(BMIが28以上の人の割合)は12.5%で、特に40-49歳の過体重率が高かった。都市部働く女性の貧血の症状が改善し、貧血の症状がある人の割合は11.1%となり、明らかに低下傾向にある。

同所の趙麗雲教授によると、「脂肪や動物性食品の取り過ぎは過体重や肥満につながる。働く女性の特徴は忙しいこと、家庭や家族の面倒も見なければならないことで、普段のライフスタイルはあまり科学的とは言えず、たとえば夜更かしやデリバリーが多く、体を動かす時間はあまりない。こうした都市の働く女性にとって、ぜひとも必要なことは合理的な食生活を送り、食事と運動のバランスを取り、油や塩分を控えることだ」という。

中国の一般向け食生活アドバイスでは、働く女性には1日あたり穀物250-300グラム、野菜・果物500-750グラム、魚・肉・卵類150グラム、適量の乳製品が必要で、油の摂取量は25グラム以下、塩の摂取量は5グラム以下とされる。また糖分の多い甘い食物、塩漬けの食品、揚げ物はなるべく控えた方がいいという。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年6月5日

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