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中国で最も人材不足の100職業とは?

人民網日本語版 2021年07月23日17:00

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人的資源・社会保障部(省)は22日、2021年第2四半期(4-6月)に全国で最も人手が不足する100職業ランキングを発表した。中国新聞網が伝えた。

それによると、上位10位にはマーケティング担当者、飲食店のホールスタッフ、警備員、清掃員、マーケティング専業者、商品販売員、不動産ブローカー、機器計器製造工、家事代行サービス担当者、配達員が並んだ。

今回はマーケティング専業者、商品販売員、機器計器製造工がベスト10入りし、顧客サービス管理者、自動車製造スタッフ、パッケージ担当者が圏外になった。

求人倍率がさらに上昇

同期は第1四半期(1-3月)と比較すると、求人数も求職者数も前期に比べて減少し、求人倍率(求職者1人あたり何件の求人があるかを示すもの)はさらに上昇し、需給関係は全体として人手不足の状況が続いた。

最も人手不足の100職業を見ると、求人は1-3月期の166万5千人から同7.63%減の153万8千人になり、求職者は60万9千人から同15.11%減の51万7千人になり、不足する人手は105万5千人から同3.22%減の102万1千人になった。全体の求人倍率は1-3月の2.73から同8.79%上昇の2.97になり、市場全体として需給関係は人手不足の状況が続いた。

高技能人材の不足現象が目立つ

新たにランク入りした上位30職業を見ると、半数近くが製造業、情報伝達、ソフトウェア・情報技術(IT)サービスなどに関連した職業で、求められる専門性のレベルが高い。

たとえば機器計器製造工が今回ベスト10に入り、スマート製造工学技術者、ツール組立工、多結晶シリコン抽出工、通信工学技術者、自動生業工学技術者などの職業が新たに入り、機械修理組立工、プレス工、金属熱処理工などは人手不足が加速している。

生活サービス関連の職業が人気

ランキングを見ると、生活サービス関連の職業の求人が盛んな勢いを保っている。

これまでトップ10に入っていた清掃員、飲食店のホールスタッフ、家事代行サービス担当者に代わり、美容師、乳幼児発展誘導員、介護担当者などの順位が上昇しており、人手不足が加速する状況がうかがえる。

「美しさを求める経済」や高齢者と子どもをめぐるニーズの拡大に伴って、関連の職業の人気がますます高まっている。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年7月23日

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