人気の就職先都市は上海・深セン・広州 大卒者調査

人民網日本語版 2021年06月22日14:56

不動産情報サイトの58同城と安居客が21日に発表した「2021年大卒者就職・居住調査研究報告」によると、現在、大卒者の60%以上が就職活動中で、希望の就職先都市として人気があるのは上海、深セン、広州だという。中国新聞社が伝えた。

公式データによれば、今年の大卒者は909万人に上り、過去最高を更新した。彼らの就職活動や部屋探しにはどんな傾向があるだろうか。

同報告は一線都市と一部の二線都市の大卒者に対する調査を踏まえて、「教育と産業の資源が豊富な一線都市は引き続き大卒者が真っ先に選ぶ仕事と暮らしのエリアだ。調査では、上海を希望する就職先都市として1番目に挙げた人が8.7%に上り、深センは7.9%、広州は7.3%だった。北京を挙げた人は7.2%だった。また一線都市のほか、成都、杭州、青島などの新一線都市がより人気が高かった」と伝えた。

卒業シーズンには例年、賃貸住宅も「熱くなる」。同報告によると、毎年5-8月は大卒者の部屋探しがピークを迎え、7割以上がこの時期に部屋を借りるという。

調査に回答した2021年の大卒者の80.5%が「部屋を借りる必要がある」と答え、このうち36.5%が「すでに部屋を借りた」という。また13.4%が「実家暮らしなので、部屋を借りる必要はない」と答えた。新一線都市では、「部屋を借りる必要はない」が22.3%に上り、一線都市を大きく上回った。

同報告によると、回答者の61.1%が「家賃は給料の2割までにしたい」とし、29.0%が「3割にしたい」とし、「家賃に給料の半分以上を充てたい」は1.2%にとどまった。また30%が「両親など家族からの金銭面でのサポートが必要」とし、そのうち11.3%が「家賃は家族に全額負担してもらう必要がある」とした。

大卒者にとって毎月の家賃は約2千元(約3万4千円)が限界であり、「ルームシェア」が現実的な選択肢になる。同報告によると、76.0%がルームシェアを選択し、他人と一緒に物件を借り、そのうちの1部屋を自分の部屋にするという人が多いという。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年6月22日

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