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中国4-6月の雇用市場景気指数が回復上昇 最も人気の業界は?

人民網日本語版 2021年07月22日14:50

就職情報サイトの智聯招聘が20日に発表した2021年第2四半期(4-6月)の「中国雇用市場景気報告」のデータによると、同期の雇用景気指数(市場で求職者1人に対して求人が何件あるかを示す)は2.09だった。求人の増加率が求職者の増加率を上回った影響により、指数は前期に比べて季節的な上昇傾向を示した。「北京日報」が伝えた。

業界別に見ると、今年第2四半期で同指数がトップだったのは教育・研修・学校業界で、仲介サービス、専門サービス・コンサルティング、物流・倉庫、娯楽・スポーツ・レジャーなどの業界も引き続き相対的に高かった。

同指数の低い業界には引き続き、エネルギー・鉱物・採掘・精錬、ギフト・玩具・美術工芸品・コレクターズアイテム・ぜいたく品、環境保護などの業界が並んだ。大半の業界は同指数が前期に比べて上昇したが、雇用をめぐる競争は依然として激しい。

職業別に見ると、教育・研修関連の職業が初めて首位に立った。市場の監督管理が厳しくなる中、教育・研修業の求人は引き続き堅調で、家庭教師関連の求人が雇用全体の大幅増加をもたらし、同指数は前年同期比も前期比も目に見えて上昇した。技術者・オペレーター、調理・料理・食品開発、販売業務など職業も同指数が高く、前期比、前年同期比ともに上昇したものが多かった。

同指数の低かった職業は主に上級管理、IT(情報技術)管理・プロジェクト管理、PR・メディア広報などで、前年同期比も前期比も小幅の上昇にとどまった。

地域・都市別に見ると、東部、中部、西部、東北地域では同指数が次第に低下する傾向が見られたが、前期比ではいずれも上昇した。長江デルタ地域の二線・三線都市では同指数が高く、珠江デルタ地域の中山、東莞、仏山などの都市の雇用市場も相対的にゆとりがあった。北京・天津・河北地域では雇用圧力が引き続き大きく、北京と天津は雇用をめぐる競争が激しかった。東北地域では同指数が低く、瀋陽、哈爾浜(ハルビン)、長春などの都市の雇用情勢には大きな変化が見られなかった。

企業の規模・性質別に見ると、各種企業で同指数が前年同期比、前期比ともに上昇した。大手企業は同指数が最も高いうえ、雇用者数も目に見えて増加した。中小・零細企業では同指数が依然として相対的に低く、民間企業は同指数が依然として高かった。国有企業は雇用をめぐる競争が最も激しく、外資系企業は需要と供給がさらに縮小した。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年7月22日

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