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配達員歴30年の男性が北京大学の合格通知書を息子に「配達」 海南省

人民網日本語版 2021年07月27日10:19

郵便配達員になって30年になる海南省の海口郵政の配達員・盧志強さんはこれまでに数え切れないほどの郵便物を配達してきたものの、最近、その人生において忘れられない特別な郵便物を配達した。その郵便物とは北京大学の元培学院の合格通知書で、受取人はなんと盧さんの息子の盧海山さんだったのだ!

今月25日午前10時、中国郵政集団有限公司海口市寄遞事業部海府営業部の郵便配達員である盧さんは、合格通知書を息子に手渡し、二人は抱き合って喜びを分かち合った。

盧さんは、同じく郵便配達員である妻の王金連さんと共に、「今までは他の人の大学の合格通知書を配達し、大喜びする受験生や親御さんを見てきた。今日は、その喜びを自分たちが感じることができた」と、喜びをかみしめた。

盧海山さんは、不得意な教科はなく、特に数学を得意としているという。

子供の教育の話になると、盧さん夫婦は、「息子は子供の頃から物分かりが良く、文句も言わずに私たちの仕事を応援してくれていた」と口をそろえる。王さんは、「配達の仕事なので、いつも朝早くに家を出て、夜遅くに家に帰っている。朝は外がまだ暗い6時半には出勤する。息子の朝食を準備する暇もない。息子は自分で目覚まし時計をかけ、前の日に準備しておいたケーキやパンなどの朝ごはんを食べているが、文句を言ったことは一度もない。一番忙しい時は、夜の11時か12時にならないと帰宅できない。息子は学校で食事をし、自習をして帰宅し、時間になると寝ている。私たちに心配させたことなどない本当にいい子」と話す。

趣味について質問を受けた盧海山さんは、「両親が家にいないので、一人だとつまらなかったり、勉強でストレスを感じた時には、フルートを吹いていた。特に西洋の曲が好き」と話しながら、軽快なリズムの「グリーンスリーヴス変奏曲」を演奏してくれた。そして、演奏を終えると、もう一つの得意技であるルービックキューブを片手で揃える妙技を披露し、「最高記録は13秒」と得意気に語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年7月27日

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