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2021年版フォーチュン・グローバル500 今年も中国企業が最多

人民網日本語版 2021年08月03日16:22

米経済誌「フォーチュン」の2021年版グローバル500が2日に発表された。今年このランキングに入った中国企業は前年より10社増の143社に達し、今年も米国(122社)を抜いてトップに立った。関係者によると、21年ランキングに入った中国企業は数の上での優位性を獲得しただけでなく、企業の経営状況も横方向の比較でも上昇したことから中国経済の持続的な安定回復、安定さの中での好転といった情勢がさらにはっきりとうかがえ、中国経済の実力とポテンシャルが明らかになったという。人民日報海外版が伝えた。

今回のランキングを見ると、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、グローバル500の経営状況が全体的に不調だった。すべての上場企業の2020年売上高は前年比5%減の約31兆7千億ドル(1ドルは約109.1円)だった。企業の利益が大幅に減少し、純利益の合計は同20%減の1兆6千億ドルで、09年以来で最大の減少幅になった。

比較してみると、中国企業は安定した発展傾向を維持したと言える。

まず、ランク入りした中国企業が持続的に増加した。ここ数年、ランク入りする中国企業の数が増加し続け、ドイツ、フランス、英国、日本を次々に追い越し、19年に129社に達して初めて米国を抜き、21年は記録を更新し、トップとしての優位性がさらに拡大した。同誌の分析によると、同誌が1995年にこのランキングを発表するようになってからの27年間で、企業数がこれほど急速に増加した国・地域は他にないという。

次に、中国企業は経営状況が好調だった。今回はランク入りした企業の経営指標が全体として低下した中で、中国企業は平均売上高、平均利益、売上利益率、自己資本利益率がいずれも前年並みの水準を保った。

さらに、中国企業の水準はグローバル500の平均を上回った。収入を見ると、ランク入りした中国企業の平均売上高が500社平均の634億ドルを上回り、利益も500社平均の33億ドルを上回り、利益率を見ると売上利益率が500社を5.2%上回り、自己資本利益率も同8.4%上回った。

植信投資のチーフエコノミストで植信投資研究院の院長を務める連平氏は取材に対し、「新型コロナウイルス感染症の打撃の中、中国企業の好調さは非常に貴重なものだ。背景にある原因を考えると、中国は感染症を他国に先駆けて抑制し、率先して企業活動・生産活動を回復し、マクロ政策が効果的に実施され、経済が持続的に安定回復した。こうしたことが企業がリスクの挑戦に対処し、経営状況を改善する上で力強い支えになった」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年8月3日

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