生活サービスプラットフォームの58同城が12日に発表した2021年7月の新一線都市月間雇用ビッグデータによると、同月には新一線都市の求職活発度が前月に比べて大幅に上昇し、求人も安定さの中でやや増加した。うち成都は求人ニーズ、求職ニーズともに新一線都市の中で1位だったという。中国新聞社が伝えた。
この58同城招聘研究院のデータを見ると、7月の新一線都市の求職ニーズは前月比45.1%増加した。7月は大学卒業生の就職がピークを迎え、新一線都市の求職ニーズの大幅増加は、大卒者の中心である「90後(1990年代生まれ)」と「00後(2000年代生まれ)」たちが、就職先を選ぶ時に新一線都市に向かう傾向があることを示している。分析によれば、新一線都市は発展の見通しが良好でありながら、全体として競争の圧力が北京、上海、広州、深センの一線都市よりも低く、仕事と生活のバランスを取りやすいことから、ここ数年に若い世代の間で人気が高まったという。
求職者を呼び込む力を見ると、新一線都市の求職者の上位10都市は、成都、重慶、長沙、武漢、鄭州、東莞、蘇州、西安、杭州、青島となっている。このうち成都、重慶、長沙は「ネット人気3大都市」などと呼ばれ、求職ニーズの前月比増加率がいずれも50%を超えた。
都市別の求人状況を見ると、新一線都市の求人ニーズ上位10都市は、成都、武漢、重慶、長沙、杭州、鄭州、東莞、蘇州、合肥、西安だった。このうち合肥は求人ニーズの伸びが目立ち、前年同期比25.7%増加した。西部地域の中心都市としての成都は、経済、商業・貿易、ハイテク産業などがそれぞれ勢いよく発展し、人材ニーズも急増した。ランキングを見ると、成都は求人ニーズと求職ニーズでトップに立った。
新一線都市の賃金データを見ると、7月の月給は前年同期比6.7%増の7930元(1元は約16.9円)となっている。ここから新一線都市は新興産業や成長産業の集積効果により、経済が急速に発展し、人材ニーズが高まり、賃金も急速に増加したことがわかる。
典型的なポジションの状況を見ると、営業担当者の月給は他のポジションよりも高く8562元、次はテレマーケティング担当者で8219元。その他の人気ポジションは警備員、店員・販売員、サービス担当者を除いて、月給が7千元を上回った。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月16日