今年の新卒大学生の就職状況 就職してからキャリア選択?

人民網日本語版 2021年08月13日14:05

若者は初めての仕事を選ぶ時、さまざまな考え方や期待を抱いている。それが以降の職業観のコンプライアンスに影響するだろうか。まず就職してからキャリア選択について考えるべきだろうか。「中国青年報」が伝えた。

中国青年報社はこのほど働く人1533人を対象に調査を行い、その結果、回答者の71.9%が「最初の仕事が職業観やキャリア計画に影響する」との見方を示し、78.3%が「まず就職してからキャリア選択を考えるという考え方を受け入れる」とした。

調査に回答した人のうち、新卒者が30.3%を占め、社会人経験1年未満の人が12.9%、1-3年の人が23.5%、4-5年の人が16.9%、6年以上の人が16.4%だった。

回答者の71.9%「最初の仕事が職業観やキャリア計画に影響する」

ファッションデザインを専攻した程宏彬さん(仮名)は、卒業するとフォーチュン・グローバル500に入るアパレル企業に就職した。それから1年がたち、程さんは少し立ち止まって専門性の向上をはかる必要があると感じるようになった。そこでこの企業での仕事を辞め、将来に再びこの分野へのカムバックを期すことにした。この最初の仕事を振り返って思うのは、「『結果がすべて』という傾向が顕著な会社で、自分は個人の能力向上をより重視するようになったことが収穫」という。

昨年大学を卒業した王志保さんは北京にある会社でデータ分析の仕事をしている。今の仕事は業務との関連がさらに深く、最初はうまく適応できなかったが、キャリアプランを練り直すと、自分のキャリアアップの目標がより明確になったという。

最初の仕事について、回答者の71.9%が「最初の仕事が職業観やキャリア計画に影響する」と答え、52.6%は「キャリアの土台と将来働く業界を決定する」とし、48.2%が「一生の仕事になる可能性が高い」とした。「どんな仕事でもいい、とりあえず働いてみればいい」という人は15.7%にとどまった。

白淼丹さんの最初の仕事はインターネット会社でのデータ分析だった。そこはやめて今は銀行業に入っているが、最初の仕事でたくさんのことを学んだという。「仕事でのコミュニケーションでは効率がより求められる。特に仕事の報告と会議の時だ」と話した。

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