9月の中国不動産30社の売上35%減 売上高が明らかに前年同期を下回る

人民網日本語版 2021年10月11日16:55

9月の中国不動産市場は「繁忙期だが振るわず」、不動産企業の売上高は前年同期を明らかに下回った。中国新聞社が伝えた。

易居不動産研究院が9日に発表した報告書によると、9月は「黄金の9月」などと呼ばれる不動産業界の繁忙期だが、今年はビジネスが振るわず、市場の温度が大幅に低下した。中国の売上上位30位の不動産企業の1ヶ月あたり売上高は前月比8%減少し、前年同期と比べると35%減で減少幅がいずれも拡大した。30社のうち、前年比と前月比の売上高が増加したのは緑城と陽光城の2社だけだった。

同報告書の指摘によると、1-9月の累計では、上記30社の売上高は前年比12%増の6兆5019億元(約113兆9171億円)に達し、増加率は鈍化し続けた。第1-3四半期(1-9月)の売上高の前年比増加率上位3位は建発、緑城、卓越だった。その一方で、碧桂園、万科、恒大、金科は同増加率がマイナスになり、売上高も昨年に及ばなかった。このうち恒大は同17%減となり、売上金回収の伸びが勢いを失い、割引きによる販売促進の効果が上がらなかった。

また、中指研究院のまとめた統計では、2021年第3四半期に、不動産企業上位100社の売上高前年比増加率の平均はマイナス12.4%で、このうち9月の平均はマイナス25%で減少幅が大きかった。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年10月11日

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