どこかが災害に見舞われると、各地から続々と支援の手が差し伸べられる。新疆生産建設兵団第六師五家渠市は12日、豪雨に見舞われた山西省に綿の布団1万8000枚を救援物資として送った。人民網が報じた。
新疆ウイグル自治区産の綿の布団1万8000枚を積んで山西省に向かう準備をするトラック7台(撮影・李華北)。
山西省と新疆維吾爾(ウイグル)自治区は2000キロ以上離れているものの、山西省が11年にわたって新疆を支援してきた縁もあり、山西省の省民と六師五家渠市の幹部、職員、市民らはしっかりとした絆で結ばれている。
山西省の複数の地域で豪雨による水害が発生したのを受け、六師五家渠市の幹部、職員、市民らはこれまでの支援に対する感謝を示すため、被災者に救援物資を送り、実際の行動で両地域の絆をさらに強固なものにした。
山西省に向かって出発する救援物資を積んだトラック(撮影・李華北)。
六師五家渠市は、兵団の主な綿花生産エリアの一つで、今年は約12万6000ヘクタールで綿花を栽培。今回寄贈された布団は、同市の質の高い綿で作られている。
六師五家渠市民政局の屈放局長は、「第一陣として、200万元(1元は約17.6円)相当の綿の布団1万8000枚を山西へ送った。今後も、必要に応じて、各種物資を積極的に調達して山西省に送り、山西省の当市に対する長年のサポートと無私の援助に心からの感謝の気持ちを示したい」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月14日