中国工業・情報化部(省)が16日に明らかにしたところによると、中国の設置済みの5G基地局は115万ヶ所を超えており、世界の7割以上を占めており、世界で規模が最大の、技術が最も先進的な5Gスタンドアロンモードネットワークとなっている。中国新聞網が伝えた。
同日開かれた記者会見において、工業・情報化部情報通信発展司の謝存司長は、「中国のすべての地級市(省と県の中間にある行政単位)の市街地、97%超の県の行政中心地の市街地、40%の郷鎮の主要エリアで5Gネットワークによるカバーを実現している。5G端末ユーザー数は4億5000万人にのぼり、世界の80%以上を占めている」と説明した。
5Gの業界における応用が急増する中で、工業・情報化部は、第4回「綻放杯」5G応用公募コンテストや全国5G業界応用規模化発展現場会などのイベントを企画した。全国5G応用イノベーション事例は1万件を超えており、工業、医療、教育、交通など複数の業界に及んでいる。
同日発表された「『十四五』情報通信業界発展計画」によると、すでに完成している世界最大規模の光ファイバーとモバイルブロードバンドネットワークをもとに、第14次五カ年計画期間(2021−25年)に世界最大規模の5Gスタンドアロンモードネットワークを構築し、1万人当たり5G基地局数を26ヶ所にすることを目指す。都市部および農村部のフルカバー、行政村のほぼカバー、重点応用シーンの深いカバーを実現し、うち行政村の5G普及率は80%に達する見通しだという。
同計画は新型デジタルインフラを全面的に策定した。これには5G、1000メガ級光ネットワーク、IPv6、モバイルIoT(モノのインターネット)、衛星通信ネットワークなどの次世代通信ネットワーク・インフラ、データセンター、AI(人工知能)インフラ、ブロックチェーンインフラなどのデータ・計算力施設及びインダストリアルインターネットやIoV(車のインターネット)などの融合型インフラが含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月17日
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