今月19日から22日にかけて、2週間ぶりの寒気が襲来し、中国全土で雨や雪、強風となり、気温が急降下すると予想されている。省都20都市では、気温が10度以上下がり、前回の寒波到来時よりも寒くなる地域も多くなりそうだ。東北エリアでは再び大雪になるとみられており、黒竜江省では豪雪、またはドカ雪となる可能性もある。中国青年網が報じた。
省都20都市で気温が10度以上急降下へ
中国天気網の気象分析士の李靚氏によると、今回の寒気は立冬前後の今月4日から9日にかけて襲来した寒波に比べるとやや劣るものの、それでもその「実力」は十分と言え、中国のほとんどの地域で気温が6度から8度ほど下がり、局地的には10度から12度以上下がる所もあるとしている。
影響を受ける範囲を見ても、前回の寒波と比べて劣らぬ広範囲にわたっており、華南エリアまで影響を受けることになるとみられている。19日から20日にかけて、寒気はまず新疆維吾爾(ウイグル)自治区や内蒙古(内モンゴル)自治区の中・西部、青海省、甘粛省、寧夏回族自治区などを襲い、これらの地域では気温が4度から10度ほど下がると予想されている。その後、21日から22日にかけては、寒気が中・東部エリアに移動し、多くの地域で最高気温が10度以上下がりそうだ。
現時点での最高気温予想を見ると、北京や上海、天津、杭州、武漢、南京、哈爾浜(ハルビン)といった省都・直轄市18都市の気温が10度以上下がることになるとみられている。気温の下がり幅が最も大きい都市トップ3は済南、瀋陽、合肥で、14度から15度ほど下がりそうだ。そして、東北エリアの最高気温は氷点下以下となり、長江中・下流のエリアでも約20度から約10度まで下がりそうだ。また、華南の一部の地域でも約15度まで下がることになるとみられている。
黒竜江省では局地的に災害級のドカ雪も
厳しい寒さから降った雪の重みで折れてしまった木( 11月9日撮影・林松)。
冷たい空気と温かい空気が激しくぶつかり、21日から22日にかけて、黄淮及びそれより南のほとんどの地域では雨が降り、東北エリアでは雪が少しずつ強まりそうだ。特に22日は、黒竜江省で大雪となり、豪雪、またはドカ雪となる可能性もある。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月18日