「中国地域イノベーション力評価報告書2021」が11日、北京市で発表された。同報告書によると、今年の広東省の地域イノベーション力総合指標の得点は65.49で、5年連続で全国一となった。2位は北京市、3位は江蘇省で、前年と変わらない。科技日報が伝えた。
同報告書によると、広東省、江蘇省、浙江省など東部沿海の省や、北京市や上海市などの超大都市のイノベーション力が引き続き地域をリードしている。山東省、湖北省、安徽省は横並びで、あまり差はない。リードする山東省の優位性が縮小している。四川省、陝西省、湖南省、重慶市、福建省、河南省がその後を追う。貴州省や雲南省などの西部地域が猛追し、イノベーションのペースが上がり続けている。
基礎指標を見ると、広東省の政府研究開発費は38.09%増、国際論文数は21.32%増、R&D従事者のフルタイム当量は5.31%増、1万人当たりR&D従事者のフルタイム当量は3.72%増、テクノロジー企業インキュベータ数は51社増だった。
同報告書研究チームのメンバーで、国務院発展研究センター企業研究所副研究員の高太山氏は、「これら一連のデータからは、広東省が基礎研究を重視し、絶えずイノベーションの実行主体の建設を強化し、イノベーションの生態系が絶えず最適化され、イノベーション力の向上に向けた確かな基礎が固まっていることが分かる」との見方を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年12月13日