六中全会

「リサーチフロント活況度指数2021」、中国は世界2位

人民網日本語版 2021年12月09日13:07

中国科学院科学技術戦略諮問研究院、中国科学院文献情報センター、クラリベイトは8日、「リサーチフロント2021」報告書と「リサーチフロント活況度指数2021」報告書を共同で発表した。それによると、今年は11の大学科分野の全体レベルで、米国の活況度が依然として最も高かった。中国は2位をキープしたうえ、米国との差をさらに縮めた。3-5位はそれぞれ英国、ドイツ、イタリア。11の大学科分野において、中国の7分野の研究活況度指数が世界一で、米国はほかの4分野で世界一だった。科技日報が伝えた。

「リサーチフロント2021」報告書は、現在の自然科学と社会科学の11の高度に集約する大学科分野のうち、活況を呈しているまたは急速に発展している110のホットフロントと61の新興フロントを選び示し、関連学科の発展の傾向を比較的客観的に反映している。「リサーチフロント活況度指数2021」は「リサーチフロント2021」をもとに、中国、米国、英国、ドイツ、フランス、日本などの国が上述したリサーチフロントにおける状況を評価した。

同報告書によると、11の大学科分野の110のホットフロントと61の新興フロントのうち、米国のリサーチフロント活況度指数が1位のものは81で、全体の171のフロントの47.37%を占めた。一方で、中国の1位のものは65で全体の38.01%を占めた。

新型コロナウイルス感染症を背景に、リサーチフロントのうちコロナ関連の研究が臨床医学とバイオサイエンス分野で絶対的に重要な地位を占めている。「新型コロナ感染者の臨床上の特徴」を始めとするホットフロントが臨床医学分野のトップ10のうち6を占めた。「新型コロナウイルスの感染による臓器の損傷及び併発症」「新型コロナウイルスワクチンの研究開発」といった9大フロント群を形成した。バイオサイエンス分野では、新型コロナウイルスの発症メカニズムの研究、「レムデシビルによるコロナウイルス抑制メカニズムの研究」などが主流を占め、8の新興フロントが新型コロナの研究関連だった。

このほか、新型コロナ関連の研究はその他の学科分野と緊密に結びつき、その他の分野のホット・新興フロントを形成した。例えば化学・材料化学分野の「化学センサーの新型コロナウイルス検査における応用」、情報科学分野の「科学的影響を利用した新型コロナウイルス感染症の検査・診断のディープニューラルネットワークの研究」、心理学分野の「新型コロナウイルス感染症恐怖感尺度の心理測定評価」などがある。現在の世界のテクノロジーの発展は、複数分野でのブレイクスルーと学際的融合という全体的な傾向がさらに明らかになっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年12月9日

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