武漢経済技術開発区で、黄鶴楼と「春筍」(破竹のような細い筍)が描かれた自動運転バスが経開大道を走行していた。外から見ると、ブラックのガラス製の車体はテクノロジー感満載だ。地下鉄16号線の小軍山駅に到着すると、バスはゆっくり路線バスエリアに停車し、乗客を安全に送り届けた。記者が調査したところによると、中国初の24時間サービスを提供する路車協同自動運転シャトルバスである東風悦享Sharing-VAN「春筍」号が現在、武漢経済技術開発区軍山新城で正式に内部試験運転を開始した。長江日報が伝えた。
東風悦享引き渡し・配備ディレクターの王鑫氏は取材に、「すべてのバスには6台のレーザーレーダー、7台のカメラ、16台の超音波レーダー、5台のミリ波レーダーが設置されている。カメラとレーザーレーダーはメインの感知部品で、相互に協働でき、最も優れた感知結果を制御・決定ユニットに提供する。例えばカメラは光の影響を受けやすく、夜の感知能力は日中より劣るが、レーザーレーダーの夜間の性能にはほぼ影響がない」と述べた。
東風悦享の曹愷CTO(最高技術責任者)によると、自動運転バスは死角なき360度の感知能力を持つほか、センサー、計算プラットフォームなどのモジュールの全冗長設計を持つ。車両周辺の障害物が何か、速度がどれくらいかなどを識別できる。それと同時に車線検査、車両・歩行者検査、道路境界線検査などの機能を持ち、車両の安全運転を保証する。「自動運転バスは現在、オープンな道路でレベル4の自動運転能力を持ち、都市の複雑な交通シーンに柔軟に対処できる」。
王氏は取材に、「市民は固定のバス停で健康コードをスキャンし、それを見せることで、無料で体験できる。試験運転が始まってから、多くの人が意欲的に体験を予約している。『春筍』号は計15台で、1日の運行本数は90本。その大半が午前8時から午後6時までのもので、その他の時間帯は1時間に1本。今年の春節(旧正月、2月1日)も24時間無休で運行し、夜遅くの利用客と武漢市に留まる人々を送迎する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年1月21日